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2023.02.14

第10回読書会のご案内について掲載させて頂きました。 是非とも、お足をお運びください。

2022.12.10

第9回読書会について掲載させて頂きました。 中々に有意義な読書会でした。

2022.10.18

市制90周年企画として、平塚市中央図書館にて開催された『銀の匙の作家 中勘助 思い出と代表作の考察』について掲載させて頂きました。(大盛況:満員御礼)

2022.09.15

市制90周年企画として、平塚市中央図書館にて開催される『銀の匙の作家 中勘助 思い出と代表作の考察』について掲載させて頂きました。 受講希望者は是非とも、お申込みください。

2022.07.27

平塚博物館にて開催されている 市制90周年記念 夏期特別展 について掲載させて頂きました。 素晴らしい作品の展示を是非、ご覧ください。

2022.05.26

令和4年度総会にて、事業計画を採択しました。 本年度は皆様からご要望の『銀の匙』の読書会等も企画させて頂きました。 会員増強と共に、全員のご協力にて盛り上げて参りましょう。

2021.12.22

『中勘助 博物館展示』と関連行事として開催された『中さんの散歩路』について、掲載させて頂きました。 是非ともご覧ください。

2021.04.05

平塚八景のひとつ、「湘南平」について掲載させて頂きました。 かの地は市唯一の風致公園・桜の名所です。中勘助が暮らした往時の平塚の良さが残っている場所です。 桜・つつじの季節等、自然を求めて是非、散策ください。

「中勘助の平塚時代の著作活動」 その3
中さんの自信作『鳥の物語』& 平塚の野鳥
 
 中さんは鳥が大好き、平塚時代「鳥の物語」を構想、昭和7年第一作「雁の話」を脱稿、昭和38年まで12羽の鳥が登場‥ 「第一部」は12羽の鳥のあらすじを話します。 鳥たちは主人公を助ける話が多いです。
 また、「第二部」は鳥の話しと共に、40年来、平塚の野鳥を撮り続けている野鳥撮影家 岡根武彦氏をお招きし、昔と今の平塚の鳥のお話をお伺いします。対談や貴重な写真も展示致します。
 是非、この機会に足をお運び ください。
 
                      記

『しづかな流』に「鷺」の詩があります。

  ☆主 催   平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会
  ☆日 時   3 月18日(土) 10:00~11:30   
  ☆会 場   平塚市民活動センターA・B会議室
  ☆第一部 講 師   中勘助を知る会 飯尾紀彦
  ☆第二部 特別講師  野鳥撮影家   岡根武彦氏
       対談司会 中勘助を知る会  大蔵律子
  ☆定 員   40名
  ☆参加費   会員400円、一般500円(資料代)
  ☆申込方法  事務局070-2164-1103 飯尾まで

金目川の白鷺『平塚市民の鳥』

飛来中の雁 3羽

河原の マガン

1.基本方針
 より多くの人に中勘助を知ってもらうため『しづかな流』をベースとした「歌物語 しづかな流」の公演を企画し準備を進めています。(本会は、この活動に協力して参ります。)また、コロナ感染防止のため実施出来なかった講演会や読書会を実施し、次世代啓発事業として「中学生が歩く 中さんの散歩路」を学校と協議し、進めて参ります。
 
2.実施内容
(1)歌物語『しづかな流』~100年前に湘南海岸に暮らした中勘助と浜のあした
    ・日 時: 現時点では未定
    ・場 所: 現時点では未定
    ・主 催: 歌物語 しづかな流 実行委員会 
    ・協 力: 平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会
     〇テーマ 丁寧に人生を生きよう!! 地域を知ることは、自分を知ること。
     〇ねらい 中勘助の人生を考える。 朝網と云う地域に密着した習慣を継承・発展させる。
 
(2)講演会 (昨年度計画、コロナ禍のため延期事業)
 ☆平塚市制90周年記念 ー特別公演ー「中さんの思い出」 ~普段着の中勘助と代表作の考察~
  ・主催: 平塚市図書館  協力 平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会
  ・日時: 10月15日(土) 13時30分 ~ 15時
  ・会場: 中央図書館 3階ホール
  ・講師: 文筆家 奥山和子氏
        奥山さんは 幼児から中さんに可愛がられた‥    著書 『地獄の道づれ』 静岡新聞社出版
 
(3)読書会 (昨年度計画、コロナ禍のため延期事業)
   第8回読書会 「中勘助の平塚時代の著作活動」
           その1 『銀の匙』を改稿し初版本を刊行。
  ・時期: 7月1日(金) 13時30分 ~ 15時
  ・会場: 市民活動センター会議室
  ・『銀の匙』のあらすじと、中身の魅力をお話しします。
    ☆第9回読書会 「中勘助の平塚時代の著作活動」
           その2 「妹の死」・『菩提樹の蔭』・他
  ・時期: 2月中旬
  ・会場: 市民活動センター会議室
  ・兄弟で一番仲のよかった「妹の死」の話。インド3部作の一つ『菩提樹の蔭』。中さんは鳥が大好き、
   「鳥の物語」構想と第一作「雁の物語」雄大な鳥の話を脱稿。
 
(4)次世代啓発事業 「中学生が歩く 中さんの散歩路」の実現化
  ・地元浜岳中学校に「中学生が歩く 中さんの散歩路」を提案し、学校と協議を整え、コロナ感染の
    終息状況を見極め実施する。
 
(5)ホームページ利用の活性化 ”HPの魅力化に引き続き取り組みます”
 
  ※総会模様を下記に抜粋掲載致します。

大蔵会長挨拶

飯尾事務局長 事業報告

審議模様

甲斐理事 会計報告

田中氏 会計監査報告

飯尾事務局長
事業計画(案)説明

審議模様

甲斐理事
予算(案)説明

宮川副会長
閉会の挨拶

楽志亭 壱生さん紹介

創作落語
石橋山の合戦‥

真田 与一の
武勇伝を楽しく拝聴

              平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会
                           会長 大蔵 律子

  写真提供 土岐勝信氏

『銀の匙』の作家 中 勘助は、大正13(1924)年、40歳の時、平塚海岸(浜岳中学校東)に敷地150坪、建坪25坪の家を建て、その年の暮れから、昭和7(1932)年9月中旬まで、7年9ヶ月余り主に平塚に住みました。
その家は中 勘助が建てた生涯唯一の家でした。 平塚での生活は約500ページに亘る日記体随筆『しづかな流』に余すことなく描かれ、当時の平塚海岸地域の自然を詩情豊かに活写しています。
 
『銀の匙』を教材として国語の授業を行った神戸灘校の故橋本先生は、中 勘助の全ての刊行書のなかで最も好きだったのは『しづかな流』で、特に冒頭の「しづかに時の過ぎてゆくのをみるのは しづかな流れをみるやうにしづかである」は、まるで聖書の一句のようだと記されております。
 
平塚海岸は温暖な地で、当時は別荘地帯であったことから、勘助は家族(病弱な母 鐘と兄 金一)の避暑避寒のため平塚に家を建てたと記されております。
 
「平塚ゆかりの作家 中 勘助を知る会」は、このご縁を平塚の文化的遺産と捉え、5年まえ平成25(2013)年9月に発足しました。 これまで講演会、文学講座、文学散歩、詩集の発行、ゆかりの地の視察などの活動をしており、更に平塚時代の中 勘助を広く知ってもらうには、末永く存在する文学碑の建設が不可欠であると考え、全国の皆様に呼びかけを致しましたところ、多くの皆様のご協力を頂き、更には平塚市民活動ファンドの助成金を得て、桃浜公園に文学碑を建設することが出来ました。 竣工式は中 勘助の生誕日(明治18年5月22日)の平成30年5月22日に盛大に行いました。 皆様に深甚のお礼を申し上げます。 誠に有難うございました。  

建立された中勘助文学碑

往時の面影を残す月湘庵松並木

湘南平塚海岸

小説『銀の匙』で知られる大正から昭和にかけて活躍した作家、中 勘助の功績を伝える文学碑が先月22日、平塚市桃浜町の桃浜公園に完成した。 勘助は大正13年、40歳の頃に生涯で初めて家を建てたとされており、その場所が現在の平塚市立浜岳中学校付近だと云う。 7年9ヶ月の平塚での生活は『しづかな流』に多く書かれており、往時の平塚の自然や生活が鮮やかに描かれている。
 

     左から土岐さん、大蔵会長、落合市長

文学碑は高さ約1m、幅約1.3mの大きさで真鶴の本小松石を使用。 『しづかな流』冒頭の「しづかに時の過ぎてゆくのをみるのは しづかな流をみるやうにしづかである」と云う一句が勘助の直筆で刻まれている。 建設したのは「平塚ゆかりの作家 中 勘助を知る会」(大蔵律子会長)。 同会は勘助の功績を文化的遺産として後世に残すべく平成25年に発足し、講演会、文学講座、詩集の発行などの活動を行って来た。 平塚時代をより広く知ってもらうべく、昨年から碑の建設を検討。 今年2月に全国に寄付を呼びかけたところ、364人から約165万円が寄せられた。 これに平塚市民活動ファンドより32万円の助成を受け、建立を実現させた。
 
今も残る勘助の息遣い
 先月22日、勘助の生誕日に行われた竣工式には同会メンバーのほか、落合克宏平塚市長、勘助の妹の孫にあたる土岐勝信さんなど約100人が出席した。 大蔵会長は「平塚の文化的まちづくりとして将来に何かを残そうと建設を考えた。 こうして市民のみなさんと今日を迎えられて嬉しい」と挨拶。 落合市長は「市議時代に勘助について質問したこともあり感慨深い。 再評価の機運が高まれば」と平塚の魅力の1つになることに期待を寄せた。 土岐さんは「親族としても光栄。 多くの人が来てますます興盛となるように」と祝った。 朗読「糸の会」による詩の朗読も行われ、参加者らは文学に残る平塚の情景に思いを巡らせていた。
 
関連事業も多数
 『しづかな流』の中には昭和初期のなでしこの花や野鳥といった自然や、物売りや着物などの庶民の生活、地曳や ”高麗寺の市” などの様子や愛犬「タゴ」の話が詩や随筆として詩情豊かに描かれている。 先月29日には、これらの足跡をたどり、各地で詩を朗読するイベント「中さんの散歩道を歩く!」が行われ、30人程の参加者が浜岳中学校敷地内の松林や、尼寺「月湘庵」などを回った。
 黒部丘の和菓子店「杵若」では勘助が愛したキノコ、松露の姿を模した「松露まんじゅう」を制作した。 当時、防風林として多くの黒松が植えられ、現在もその名残が多くみられる海岸エリア。 昭和の初めは春になると松露がどっさりと採れたそうだが、今は全国的にも希少になってしまったという。 現在、市内4つの図書館で『しづかな流』を借りて読むことができる。 文学という側面から平塚の魅力に迫っては。
 
 ※本文は、6月8日発行の湘南ジャーナル(No.1816)から、転載させて頂きました。
 ※「中さんの散歩道を歩く!」については、「花水いきいき学級」に詳細を掲載  LinkIcon こちらをクリック

除幕式模様

「中さんの散歩道」詩の朗読

関係者一同記念撮影

イベントの講師は ”知る会 ”のメンバーが務めた

月湘庵は今も地域住民によって保存

”松露” の文字は大蔵会長の直筆

小説「銀の匙」などで知られる平塚ゆかりの作家、中 勘助の文学碑が完成し、同市桃浜町の桃浜公園で除幕式が行われた。
中は大正末から昭和初めまで平塚に住み、随筆『しづかな流』では平塚海岸の自然をみずみずしく描いた。
文学碑は「中 勘助を知る会」(大蔵律子会長)が呼びかけ、364人の寄付などを受けて出来上がった。 真鶴町産の本小松石に『しづかな流』の冒頭部分が彫られている。
 
大蔵会長は「晩年、中さんは『ご縁ですね』と云う言葉を良く使ったそうだ。 平塚と中 勘助のご縁を将来の市民にも伝えられる文学碑ができた」と喜んだ。
 
※本文は、5月25日発行の読売新聞(地域版)から、転載させて頂きました。(2018年)